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SBI証券iDeCoの商品の選び方 — セレクトプランの取扱商品と注意点

📌 情報の取り扱いについて:本記事は2026年時点の公開情報をもとに作成していますが、税制改正や制度変更、商品ラインナップの見直しにより内容が古くなることがあります。NISA・iDeCoなどの制度や金融商品の仕様、信託報酬、取扱商品は、利用前に必ず公式情報(各ファンドの目論見書を含む)をご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や投資判断を推奨するものではありません。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

iDeCoは金融機関ごとに取扱商品が違います。SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)には、ネット証券らしく低コストのインデックスファンドが幅広くそろっています。

ただし、SBI証券iDeCoには「NISA口座では選べるのに、iDeCoセレクトプランでは選べない」商品があります。ここを知らないと、いざ申し込んでから戸惑いがちです。この記事は、SBI証券で実際に選べる商品名と、その固有の注意点に絞って整理します。

掛金上限・税制メリット・出口の課税(10年/19年ルール)など、金融機関を問わず共通するiDeCoの基礎は、iDeCoの基礎にまとめています。制度面はそちらで確認してください。

最初に知っておきたい:SBI証券iDeCo固有の「取扱なし」

SBI証券iDeCoの商品選びでつまずきやすいのが、人気銘柄の一部がセレクトプランの対象外という点です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=いわゆる「オルカン」 … 現時点のSBI証券iDeCoセレクトプランでは取扱いが確認できません。
  • SBI・V・S&P500、SBI・V・全米株式 … 同じく、現時点のセレクトプランでは取扱いが確認できません。

そのため、SBI証券iDeCoでは「NISAでオルカンを買っているから、iDeCoも同じオルカンで」とはいかないことがあります。代わりに何を選ぶかを、先に決めておくと迷いません。

取扱商品は見直されることがあるため、申し込み前に必ずSBI証券iDeCo公式サイトで最新のラインナップを確認してください。

SBI証券iDeCoで中心になる3本

上記をふまえると、長期の老後資金づくりで中心に据えやすいのは、次の3本です。

① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国の代表的な大型株約500社に投資するインデックスファンドです。三菱UFJアセットマネジメントが運用しています。SBI・V・S&P500が選べないSBI証券iDeCoでは、米国株式インデックスの中心はこのファンドになります。

信託報酬は引き下げ改定が続いている分野で、本記事執筆時点では年率0.0814%以内とされています。改定があり得るため、最新の数値は目論見書でご確認ください。

② SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま 全世界株式)

日本を含む全世界の株式に投資するファンドです。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動し、大型株・中型株だけでなく小型株まで含む幅広い分散が特徴です。オルカンが選べないSBI証券iDeCoで、全世界株式に1本で投資したいときの候補になります。

信託報酬は各ファンドの最新の目論見書でご確認ください。

③ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

日本を除く世界株式に投資するファンドです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)に連動し、大型・中型株が中心です。日本株を別で持っている人や、海外株式中心にしたい人の選択肢になります。信託報酬は本記事執筆時点で年率0.05775%以内とされていますが、最新の数値は目論見書でご確認ください。

3本をどう選び分けるか(質問で絞り込む)

どれを軸にするか迷ったら、次の順に考えると決めやすくなります。

  1. 米国だけでいく? 世界全体に広げる?
    米国中心なら eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。世界全体に広げるなら次へ。
  2. 1本に日本も含めたい?
    含めたいなら 雪だるま(全世界株式)。日本株は別で持っているなら eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)。

本サイトは、過去の長期リターンの実績からS&P500を中心に据える考え方を紹介しています。ただし将来も同じ傾向が続く保証はないため、全世界に広げておきたい人は雪だるま(全世界株式)でも合理的です。どちらが優れているという話ではなく、自分が納得して持ち続けられるかが基準になります。

注意したいのは、S&P500と全世界株式を両方持つと米国株が重複し、全世界株式1本より米国比率が高くなること(どの程度高くなるかは2本の配分割合によります)。S&P500は全世界株式の中にも大きく含まれます。3本を混ぜず、まず1本に絞るほうがシンプルです。

運用期間別の組み合わせの目安

iDeCoは原則60歳まで引き出せない、運用期間の長い制度です。年齢よりも「受け取りまであと何年運用するか」で考えると整理しやすくなります。なお、ここで挙げる3本はいずれも株式型で元本保証はなく、価格や為替の変動で大きく下がる局面もあります。

運用期間の目安SBI証券iDeCoでの組み合わせ例
運用期間が長い(受け取りまで20年以上が目安)雪だるま(全世界株式)100%、または eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)100%。日本株を別で持つなら eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)も可(100%は一例。収入・資産・値下がりへの耐性に応じて比率を調整)
受け取りまで10年前後株式インデックスを中心に継続。年金受け取りで運用を続けるなら株式比率を保つ考え方も
受け取り直前(数年以内)一時金で受け取る予定なら、一部を値動きの小さい商品に移すことも検討

「100 − 年齢 = 株式比率」という経験則もありますが、あくまで目安です。iDeCoは老後資金の一部にすぎず、公的年金・退職金・預金・NISAを含めた家計全体でリスクを見るのが現実的です。判断の軸は「暴落時にも保有し続けられるか」。長く持てる自信があるなら、株式インデックスを中心に組みやすくなります。

本数を増やしすぎない・元本確保型の位置づけ

SBI証券iDeCoには、あおぞらDC定期のような元本確保型(※2026年6月発表の商品見直しで除外手続きの対象。詳細はまとめ参照)をはじめ、国内・先進国・新興国・債券・REIT・バランス型など多くの商品があります。ただ、本数を増やすほど良いわけではありません。中身が把握しづらくなり、値下がり時に方針を変えたくなる原因にもなります。雪だるま(全世界株式)1本でも、小型株まで含めて世界に分散できています。

元本確保型(定期預金)は商品としての元本は守られる一方、バランス型・債券型は元本保証ではなく、株式100%より値動きを抑える目的で使われる商品です。いずれも長期では株式型より期待リターンが低くなりやすく、20〜30年かけて育てるiDeCoの中心に据えると、物価上昇で実質的な購買力が目減りする可能性があります。値下がりへの耐性が低い人や受け取り直前の人が、リスクを抑える目的で組み入れるのは選択肢になります。

掛金上限・税制・出口ルールは別記事で

職業別の掛金上限(2024年12月の改定に続き、2026年12月1日施行でさらに引き上げ。新上限の適用は2026年12月分=2027年1月引落分の掛金から)、掛金が全額所得控除になる税制メリット、受け取り時の退職所得控除と「10年ルール/19年ルール」といった出口の課税は、SBI証券・楽天証券のどちらでも共通する制度面の話です。本記事では繰り返さず、iDeCoの基礎に集約しています。

iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、生活防衛資金や数年以内に使う予定のお金は、まず預貯金など流動性を重視した形で確保します。そのうえで、当面使わない資金はNISA、60歳まで使わない老後資金はiDeCo、と使い分けるのが基本です(NISAは非課税制度であって元本保証ではありません)。商品選びの前に、制度面を一度確認しておくと安心です。

まとめ

SBI証券iDeCoの商品選びは、まず「オルカンとSBI・V・S&P500は選べない」ことから逆算するのが近道です。そのうえで、中心になるのは次の3本です。

  • 米国株式に集中したい → eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 日本も含めて全世界に1本で分散したい → 雪だるま(全世界株式)
  • 日本株は別で持っていて海外株式中心にしたい → eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

3本を混ぜず、まず1本に絞ること。年齢ではなく運用期間で考えること。暴落時にも続けられる配分を選ぶこと。この3点で迷いを減らせます。なお、SBI証券は2026年6月1日にセレクトプランの運用商品見直しを発表しています。除外手続きが成立すれば2026年10月16日(予定)に商品の除外・追加が実施され、あおぞらDC定期(1年)などは新規買付ができなくなる予定です(除外日時点の保有分は継続保有可)。追加候補にはSBI新生DC定期(1年)やSBI NASDAQ100インデックス・ファンドなどが挙がっており、オルカン・SBI・V・S&P500は含まれていません。

SBI証券iDeCoの手数料や楽天証券との比較はSBI証券でiDeCoを始めるべきか(手数料・楽天証券との比較)も参考にしてください。制度や商品は変わるので、最新情報はSBI証券iDeCo公式サイトと各ファンドの目論見書でご確認ください。

ネット証券の口座開設

証券会社は、ネット証券の楽天証券とSBI証券がおすすめです。
楽天経済圏なら楽天証券、三井住友カード・Vポイント経済圏ならSBI証券が候補になります。

※ 口座開設は、生活防衛資金・投資目的・リスク許容度を確認したうえで、ご自身の判断で行ってください。

楽天証券で口座開設(楽天経済圏と相性がよい) SBI証券で口座開設(三井住友カード・Vポイント経済圏と相性がよい)

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よくある質問

Q1. SBI証券iDeCoで「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式 オール・カントリー)」は選べますか?
NISA口座で人気のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、現時点のSBI証券iDeCoセレクトプランでは取扱いが確認できません。全世界株式に投資したい場合は、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)が候補になります。取扱商品は見直されることがあるため、最新のラインナップはSBI証券iDeCo公式サイトでご確認ください。
Q2. SBI証券iDeCoで米国株式(S&P500)に投資するなら、どのファンドですか?
SBI・V・S&P500はiDeCoセレクトプランでは取扱いが確認できないため、米国株式インデックスはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が中心の選択肢になります。信託報酬は各ファンドの最新の目論見書でご確認ください。
Q3. 雪だるま(全世界株式)とeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の違いは何ですか?
雪だるま(全世界株式)はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動し、小型株も含む日本込みの全世界株式に分散します。eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)に連動し、大型・中型株が中心です。日本株を別で持っている人は除く日本、1本で日本も含めたい人は雪だるまが目安になります。
Q4. SBI証券iDeCoの取扱商品は今後変わりますか?
SBI証券は2026年6月1日にセレクトプランの運用商品見直しを発表しており、除外手続きが成立すれば2026年10月16日(予定)に除外・追加が実施されます(あおぞらDC定期〔1年〕などが除外対象・保有分は継続保有可。追加候補にオルカン・SBI・V・S&P500は含まれていません)。加入前や商品変更前に、SBI証券iDeCo公式サイトで最新のラインナップと信託報酬をご確認ください。

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