クレカ積立 完全ガイド — 楽天証券・SBI証券・Oliveの還元率比較
新NISAのつみたて投資をクレジットカードで決済すると、毎月の積立額に応じてポイント還元を受けられます。これがいわゆる「クレカ積立」です。
2024年からクレカ積立の月額上限が5万円から10万円に引き上げられたことで、新NISAのつみたて投資枠(年120万円・月10万円)をクレカ積立だけで埋められるようになりました。
この記事では、楽天証券・SBI証券・Oliveのクレカ積立の還元率と、選ぶときの注意点を整理します。
クレカ積立の仕組み
クレカ積立は、毎月決まった金額の投資信託を、自分のクレジットカードで決済する仕組みです。決済額に応じてカード会社のポイントが貯まり、貯まったポイントは普段の買い物や投資信託の購入に使えます。
たとえば、月10万円を還元率1.0%のカードで積立した場合、毎月1,000ポイント、年間で12,000ポイントが還元されます。20年積み立てれば、ポイントだけで24万円相当が貯まる計算です。
運用益とは別に、積立そのものでポイントが貯まる点がクレカ積立の魅力です。
主な選択肢の還元率(2026年5月時点)
主要な証券会社×カードの組み合わせは、次のとおりです。還元率は改定が頻繁なため、必ず公式サイトで最新条件を確認してください。
| 証券会社 | カード | 還元率の目安 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天カード(一般) | 0.5〜1.0% | 銘柄や代行手数料率による |
| 楽天証券 | 楽天プレミアムカード | 最大1.0% | 年会費11,000円 |
| SBI証券 | 三井住友カード(NL) | 0.5% | 年会費無料 |
| SBI証券 | 三井住友ゴールド(NL) | 最大1.0% | 年100万円利用で翌年以降年会費永年無料の特典あり |
| SBI証券 | 三井住友プラチナプリファード | 最大3.0% | 年会費33,000円、年100万円ごとに継続特典 |
| SBI証券 | Olive(フレキシブルペイ) | 0.5〜1.0% | 選択しているカードランクと条件による |
※ 還元率は銘柄区分(成長投資枠/つみたて投資枠)や代行手数料率、カード利用額条件で変動します。各社が条件を細かく設定しているため、申込前に必ず公式条件を確認してください。
選び方の3つの視点
1. 普段使っている経済圏との相性
クレカ積立で貯まるポイントは、普段使っている経済圏で消費できると価値が高くなります。
- 楽天市場・楽天モバイルなどを日常的に使う人 → 楽天証券+楽天カード
- 三井住友カードやVポイントを使っている人 → SBI証券+三井住友カード
還元率が同じでも、貯まったポイントを無駄なく使える方が、最終的な得になります。
2. 年会費とのバランス
還元率の高いカードは、多くの場合、年会費がかかります。
たとえば、三井住友プラチナプリファードは最大3.0%の還元率ですが、年会費は33,000円です。月10万円積立で還元される額が年36,000円なので、積立分だけで年会費を回収できる計算ですが、家計全体での利用額や年100万円ごとの継続特典も含めて検討する必要があります。
無理に年会費の高いカードを選ぶ必要はなく、自分のライフスタイルと積立額に合うカードを選ぶのが基本です。
3. 還元率の改定リスクと「継続性」
クレカ積立の還元率は、過去にも何度か改定されています。
「いま還元率が高いから」だけを理由に選ぶと、改定後に思ったより還元されないことがあります。還元率の高さよりも、長期で続けられる金額設定と経済圏との相性のほうが重要 です。
新NISAは20〜30年の長期で続ける制度なので、ポイント最大化のために普段使わない経済圏のカードを増やすより、すでに使っているサービスとの相乗効果がある証券会社・カードの組み合わせのほうが、結果的にメリットが大きくなりやすいです。
月10万円対応への変更
2024年3月から、クレカ積立の月額上限が5万円から10万円に引き上げられました。これにより、新NISAのつみたて投資枠(年120万円・月10万円)を、クレカ積立だけで埋めることが可能になりました。
ただし、上限はカード会社や証券会社の運用ルールによって異なる場合があります。月10万円のクレカ積立を計画する場合は、自分が選ぶ組み合わせで月10万円対応かを必ず確認してください。
注意点
- 還元率は改定されることがあるため、毎年1回は公式条件を確認する
- 年会費が高いカードは、家計全体の利用額と合わせて元が取れるか確認する
- クレカ積立で貯まったポイントは、可能な限り「投資信託の追加購入」など、消費の浪費にならない使い方を選ぶ
- 家計の引落口座との連動も忘れずに。残高不足で引落不能になると積立が止まり、機会損失になる
- 月の積立額は、家計の余裕資金の範囲で設定する。生活防衛資金(生活費6か月〜1年分)は別途確保したうえで、無理なく続けられる金額に
まとめ
クレカ積立は、新NISAのつみたて投資をするなら検討する価値が大きい仕組みです。月10万円積立で還元率1.0%なら、年12,000ポイント、20年で24万円相当のポイントが貯まります。
ただし、還元率の高さだけで選ぶのではなく、自分の経済圏との相性、年会費とのバランス、還元率改定リスクの3点を踏まえて選ぶのが安全です。
※ 本記事の還元率・条件は2026年5月時点のものです。クレカ積立の還元率は改定が頻繁なため、申し込み前には必ず各証券会社・カード会社の公式サイトで最新条件をご確認ください。